愛媛大学工学部機能材料工学科 大学院理工学研究科物質生命工学専攻 材料プロセス工学研究室

研究紹介

レアアース回収のためのスラグの組成開発

レアアースはハイテク産業を支える重要な金属元素です。レアアースの回収プロセスに用いるスラグ等の二次資源において,もしレアアースが溶出しやすい相に濃縮されれば,その後の浸出工程で効率的にレアアースを分離できる可能性があります。我々は,スラグや廃ガラスなどの熔錬原料中でレアアースを濃縮するための添加成分としてリン酸に注目し,レアアースイオンがPO4四面体に優先的に配位する組成条件を調べています。なお,リン(P)は合成肥料の主成分等で貴重かつ重要な元素であり,リンのリサイクルプロセスについても研究する必要があると考えています。

レアアース回収のためのスラグの組成開発

中村洋貴, 斎藤全, 武部博倫, “リンケイ酸塩ガラスにおけるレアアース濃縮のための組成条件”, Journal of MMIJ, Vol. 129, No.8, 9, 591-595 (2013).

※本研究は文部科学省 科学研究費助成事業 基盤研究(C)課題番号:24560911「レアアース回収のためのケイ酸塩系スラグの組成開発」によるものです。